注目の同級生対決〜2023/06/4(日) 読売ジャイアンツ戦~

ファイターズブログ

100回目の夏

2018年の夏の甲子園。北埼玉大海を制した花咲徳栄高校の背番号1は野村佑希。

さらには4番バッターとして2試合連続ホームランを放つ。

この時にリリーフ投手として控えていた背番号15が松井颯。

第100回となる記念すべき夏を共に戦った二人は違う道を進むことになる。

野村佑希の道

エースで4番として活躍した野村佑希は2018年のドラフト会議。

北海道日本ハムファイターズからドラフト2巡目で指名される。

1年目の2019年はイースタンリーグで打率.245、ホームラン5本、32打点の成績を残した。

20年に一軍昇格を果たし、以降は存在感を見せつけるも相次ぐケガに襲われることとなる。

新庄政権2年目となる2023年は気持ちを新たに背番号5を背負い、ここまでチーム最多の4番に座ることとなる。

松井颯の道

高校を卒業した2019年。明星大学に進学。

2部リーグではあったものの、高校時の球速141kmから154kmまで伸ばすことに成功。

22年秋シーズンでは37イニングを投げ、防御率0.97の成績を残す。

その後のドラフト会議で読売ジャイアンツから育成ドラフト1巡目で指名を受けた。

入団後、5/14まででイースタンリーグで7試合に登板し2勝1敗をマークし支配下登録。

5/21のデビュー戦となるドラゴンズ戦で先発し、5回を2安打無失点に抑え初勝利。

NPB史上、育成入団ルーキーの初登板初先発で勝利を挙げたのは2人の快挙となる。

交差点となった東京ドーム

ファイターズ-ジャイアンツの3回戦。

交流戦初のこのカードは1勝1敗。カード勝ち越しがかかった試合の先発はルーキー松井。

ファイターズの6番に座るのは野村佑希。

5月半ばまでは4番に座ることが多かった野村だが、ここ数試合はこの位置に落ち着き始めている。


新庄監督着任時(BIG BOSS時代)は「4番は6番」と宣言していたこともあり、野村に対する期待が薄くなっているわけではないだろう。

4番との再戦

試合は1回裏、丸の初回先頭打者ホームランでジャイアンツが先制。

その裏は4番の万波から始まる。

2018年夏。花咲徳栄を破った横浜高校の4番も万波中正だった。

あの日リリーフ登板した松井は万波をセンターフライに抑えたが、再戦は交流戦の大事なカード最終戦。


5球粘った6球目を叩きつけ、内野安打で出塁。

NPBでの初対決は万波に軍配が上がった。

5番マルティネスが倒れた後、かつての戦友がバッターボックスに向かう。

野村-松井の第1打席

ワンアウトで1塁に万波を置く場面で野村と松井がNPBの舞台で初めて退治する。

高校卒業後、プロの世界でケガに苦しみながらレギュラーを獲得した野村。

大学で自らを鍛えた後、プロの扉を開けた松井。

  • 注目の1球目は外角低めにスライダーを決める。野村は手を出さずにカウント0-1。
  • 外角高めに147kmの真っすぐ。ギリギリ外れてボールで1-1。
  • 今度はアウトローのストレート。これもはずれて2-1。
  • 徹底した外角攻めの4球目も外に外れるスライダー。3-1。
  • 5球目は外の低めのスライダーをよく見てフォアボール。


外を攻め続けた1打席目は野村の四球で出塁となった。

思わぬ伏兵

7番福田が三振した後、バッター8番ピッチャー北山。

カウント2-2から打ちに行った打球は三遊間を抜けて万波が生還。

北山が自らのバットで試合を振り出しに戻した。

打順は再びファイターズ中軸へ

3回表。ワンアウトから3番加藤豪将にヒットが生まれたあと、バッターは4番万波。

4番の風格

本日2度目のアットバット。

万波は初級130kmのスライダーをライトへ弾き返した。

これでマルチ安打として好調を維持。

野村-松井の第2打席

再度万波を塁に残したまま、再び花咲徳栄の同級生対決となる。

  • 145kmのストレートを高みに決められ、0-1。
  • 119kmのカーブが外角低めに決まり追い込まれ、0-2。
  • スライダーで1球外に外し、1-2。
  • 高め147kmの真っすぐを振り抜く

コースはこの打席1球目とほぼ同じコースにストレート。

この試合初めてバットを振った野村の打球はレフトスタンドへ突き刺さった。


万波、野村両名とも松井にプロとしての意地を見せつける形となり、松井は4回から降板することとなった。

カード勝ち越し

結果的に北山の2点目のタイムリーもあり、10-3でファイターズが快勝しこのカード勝ち越しを決めた。

これで交流戦4勝2敗で2位の位置につけた。


野村、松井の戦いが注目された1戦だったが、北山にプロ入り初打席、初安打、初打点、6回にもポテンヒットだがタイムリーが生まれる。

投げては自己最多投球数101球を投げ、7回を3失点に抑え3勝目を挙げ、計らずも二刀流として結果を残すこととなった。

また、加藤豪将がデビューから8試合連続ヒットを放ちNPB新記録を樹立。

ここまで7試合連続安打で記録を持っていた清宮幸太郎も、同日ファームで復帰を果たした。

5番サードで先発出場となるも、2打席で退いた。

好調のファイターズへの早期合流が待たれる。

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